ごあいさつ

組合員の皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

4月23日に開催されました第28回通常総代会におきまして、役員の選任についてご承認いただき、同日開催の第3回理事会で、理事各位の推薦により組合長に就任いたしました。組合員の皆さまや地域住民の皆さま方のご意見、ご要望を農協運営に反映させ、皆さまの生活向上を第一に考え、農協の発展、事業の拡充・強化に全力で取り組んでまいります。

 近年猛威を振るっている新型コロナウイルスにより、新しい生活様式が定着しつつあり、感染状況は未だ予断を許さない状況が続いております。さらには世界情勢の影響もあり、外食産業の需要低迷、原油価格の高騰により、米などの生産物価格の下落、農業資材・燃料価格の高騰など、農業経営にとって大きな影響を及ぼしています。

 このような状況のなか、当JAでは「農業者の所得増大」「持続可能で安心して暮らせる豊かな地域社会の確立」「農業、地域・くらしを支える組織・事業基盤強化」を重点目標として掲げ、改革の実践を強化してまいります。なかでも「農業者の所得増大」をより一層の最重要目標として、農畜産物の消費拡大、販路拡大、6次産業化や、食農教育などの地域貢献活動に取り組んでまいります。さらに、JAと県域が協働で収支分析を行い、営農経済事業の収支改善を目指す「営農経済マスタープラン」も実施しており、3年後の目標設定に基づくアクションプランを実行しております。

 また、令和2年度より協議を重ねてまいりました真空予冷施設の整備について、3月に最新の真空予冷施設を管内4か所に竣工いたしました。これにより、青果物の鮮度を保ち、品質の安定、青果物の有利販売など、更なる販売力強化に努めてまいります。さらに4月から、製法にこだわり、米を手軽においしく食べられるパックごはん「ふっくらむつみごはん」の販売を開始しました。米食の拡大を目指し、米の消費拡大に繋げてまいります。

 当JAはこの程、一人ひとりが尊重され、誰もが個々の能力を発揮できるダイバーシティ社会の実現を目指しています。

今後も組合員の皆さま、利用者の皆さまのご期待・ご要望に応えられる体制づくりを進めるために、役職員一丸となり、透明度の高い健全経営に努め、地域の発展に寄与してまいる所存であります。皆さまの変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表理事組合長 石塚克己

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